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Guardian]知られている最も致命的な病原体のDNA配列は、インターネットで購入が可能であるということが、ガーディアンの調べで明らかになった。
テロ組織が簡単に生物兵器の基本的な成分を手に入れることができることを示す調査において、ガーディアン紙は、天然痘の短いDNA配列を手に入れた。
天然痘は30年前に世界から根絶されてから、研究所に存在するだけになった。天然痘のDNA配列は、ポリオウイルスやスペイン風邪のような他の潜在的に危険な病原体と同様にオンライン公共データベースで入手が自由だ。そして最初からウィルスを作るためにテロリストは、配列に沿って正しい順序でDNA配列をくっつけるだけで、簡単に一貫した長さのDNAを作り出すことができる。これは施設の科学の技術と設備を超えてはいますが、十分な資金供給がされたテロリストと、基本的な研究室と博士号レベル人員が結びつくことで達成できる。
ある研究によると、地球上のほとんどの人々が絶滅したウィルスに対する抵抗がないので、最初に10人を感染させると、180日後には220万人に広がるだろうと計算している。
私たちが注文したDNAサンプルはロンドンの住所に送られる前に、私たちの注文どおりに無害化する3つの修正が加えられている。注文を受けた企業は、修正された天然痘のDNA配列を送っていたことに気付いていなかっことを認めている。
研究者たちに適当な理由があれば、病原体のDNAを買うことができる。例えば、それらのワクチンを処方するといった場合だ。しかし、この産業がとても新しく無秩序であるので、個人の身元のチェックや注文、何の配列を求めているかの、徹底的なチェックもなしに、企業は注文通りに修正されたDNAを販売している。
イギリスで営業している4つの主要な企業では、未だに全てのDNAの注文の検査をしていない。北アメリカでは39の企業が営業しているが、それもまた注文を検査していない。
これは私が近頃聞いたなかで、最も不穏な話です」と、フィル・ウィリス議員、科学とテクノロジー委員会の委員長は「明らかに、規制または法律によって対処されなければいけない、大きな法の抜け穴があります。」と話した。
また、リーズ大学教授で生物・化学兵器専門家であり、政府と警察のアドバイザーであるアリステア・ヘイ氏は、企業がDNAを供給する用意ができていることを心配している。「それがとても簡単だったことに驚いています。
私はDNA配列を提供しているどんな会社でも、疑わしい注文のために適所にいくつもの検査を設ける必要があると思います。」
「これは新し分野なので、規則はまだ技術を捉えきれていません」と、DNAの合成を行う企業が、潜在的な危険をもつ配列を調べるためのソフトを研究開発するシアトルにある企業Craic Computing社のロバートジョーンズ氏は話す。
ゼロからウィルスを作れる可能性は2002年に、米国の研究者が短いDNA配列を利用して70文字もの長さのポリオウィルスの染色体を結合させたことから明るみにでた。そして昨年、違うチームはスペイン風邪のウイルスを再現した。スペイン風邪は圧倒的な殺傷力で、今は消滅しているが、第二次世界大戦よりも多い、およそ5000万人を殺した。
天然痘の構築はポリオウィルスを作った技術と同じ方法を用います。そしてウィルスの大きさが大きいため、スペイン風邪はポリオよりも技術的により難しい。天然痘染色体は長く185,000文字列がある。インフルエンザ染色体13,500の文字列だ。そして、ポリオは7,741文字である。しかし、技術の向上で構築が出来ない理由は無くなった。
ヒトゲノムの配列決定で有名な米国の企業家Craig Venter氏は、2003年に、彼のチームが2週でthe virus phage PhiX174 を造ったと発表しました。このウィルスは5,386文字列をもっています。彼は現在、天然痘ウィルスの2倍の長さを持つバクテリア、マイコプラズマジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)の構築に取り組んでいる。
ガーディアンは、タインアンドウィア州ゲーツヘッド区にある標準的な分子生物学研究室で使われる装置と化学製品を供給する、VH Bio社にオンラインで注文した。我々はでっち上げた会社名に携帯電話番号に、フリーメールアドレスを使用した。
VH Bio Ltdは、提供されたアドレスが自宅の所番地であったかどうかチェックするためにベルを鳴らしました。記者は会社がオフィスを移動している最中だととVH Bio社に話し、注文が届いたかどうかを確認を求めた。
天然痘ウィルスの78文字の配列を含むタンパク質に覆われた染色体が入っている小包は、英国郵政によって北ロンドンのアパートに届けられた。A5サイズのジップバックの中には下部に白いゲルの小さい一滴がある小さいプラスチックのガラスの小ビンが入っていた。DNAを手に入れるには、郵送料の7ポンドを含めて38.08ポンドの費用がかかった。
VH Bio社の会長、アラン・ヴォルカス(Alan Volkers)氏は、同社は配列が修正された天然痘のDNAであるかどうかは把握していないと語った。常連客の多くが、病原性有機体からのDNA配列の供給を必要とする研究を行っています、と彼は付け加えた。彼の会社は100文字より短い配列のDNAの注文を通常は調査していない
注文が天然痘ウィルスの短い配列であるとわかった後、同社は2つのヨーロッパのデータベースのチェックとスキャンソフトウェアを使用して30分のチェックを行ったが、誰も少しの警鐘も鳴らさなかった。
ヴォルカス博士は、会社は毎日数百の配列の注文を処理しているため「[標準的なスキャンソフトウェア]を通してそれらを全て調べ、企業運営を円滑にすすめることは不可能です。」「顧客の身元を調査することを義務付ける規則はありません。もちろん、導入されればどのような規則にもしたがいます。」と彼は加えた。
調査を開始する前に、ガーディアンは水痘ウイルス(天然痘が属する分野)の専門家を含む、4人の別の国際的な科学者から、アドバイスを得た。彼らは注文が、安全に生産され搬送され受け取ることができると話した。
配列への修正が成されない状態では、対テロ犯罪法(the Anti-terrorism, Crime and Security Act 2001)に抵触する恐れがある。また、Schedule 5 pathogens and toxinsと呼ばれるリストに含まれる病原体や毒素は、当局に通知しないで保持または使用することは違法になる。さらに、同じリストの有機体で「病原性と関係している」DNAにも適用されます。
私たちは注文が触法しないように、DNA配列にいわゆる「終止コドン」を組み込むために、3回の修正を要請した。これらが遺伝子配列の中に組み込まれると、もし配列を他の配列とつなげて、天然痘の染色体を作ったとしても、タンパク質の生産機能ががそこで止めてしまう効果がある。したがって、この配列は機能のある染色体を形作ることは出来ない。
注文を作って受け取る際に、私たちおよびVH Bio Ltdのどちらもが法を犯したが、、最も広く使われている、潜在的なバイオテロの危険を回避するめのDNAの注文を選別するためのソフトウェア(Blackwatchと呼ばれている)を使って、Craic Computing社によって実行されたスキャンでは、我々の注文は疑わしげであると判別された。これはソフトが危険な有機体からの配列に近いDNA文字列を探すからである。
【参考1】マイコプラズマ-Mycoplasma genitalium
マイコプラズマは、真正細菌であるがペプチドグリカン細胞壁を欠いており、この点でほかの原核生物と区別がなされる。 細胞壁を欠いている特性上、細胞の形は不定形で可塑性がある。 一方、細胞膜は原核生物のそれに比べて強度が高い。 ゲノムサイズが極めて小さく(55万塩基対程度)、大半が合成培地で増殖できず、たいていの場合は多くの成長因子を要求する。[
Wikipedia]
【参考2】バクテリオファージとは?
タンパク質の外殻に遺伝情報を担う核酸 (主に二本鎖DNA) を持っている。20世紀初頭に Twort と Herelle によって独立に発見された。ファージが感染し増殖すると細菌は溶菌という現象を起こし死ぬ。この現象によってまるで細菌が食べ尽くされるかのように消えてしまうため、これにちなんで「細菌(bacteria)を食べる(ラテン語のphagos)もの」を表す「バクテリオファージ(bacteriophage)」と言う名が付けられた。<中略>
ファージは、遺伝子数が他の生物に比べて少なく、また増殖させて増やすことが簡単なことから、初期の分子生物学で研究されゲノムが解読され、モデル生物の一つとして用いられている。
またテンペレートファージを利用して宿主の細菌に任意の遺伝子を導入する技術も開発された。この技術は形質導入と呼ばれ、ラムダファージによる大腸菌への形質導入が、分子生物学分野で繁用されている。[
wikipedia]
【参考3】
VH Bio Ltd.
株式会社ニッポン・ジーン
組織からのDNA・RNA抽出など。
【参考4】
スペイン風邪
1918年5月末、マルセイユで風邪が流行し始め、15日間で西部戦線の両軍兵士の間で蔓延した。この風邪がインフルエンザであることは明らかだが、非常に症状が重かったことが特色で、全世界で2000万人から6000万人が死亡した。ちなみに当時の世界総人口は12億人にすぎない。
この風邪はスペイン風邪と呼ばれたが、西部戦線にいた兵士がフランス南部から徐々に広がったため、そのように呼んだもので実際は時期から判断するとインド=マルセイユ航路からもたらされたとみて良い。(別の意見として、中国のクーリーから米国内の米兵に感染し、それがヨーロッパに移動することにより、西部戦線に広まったと言う説がある。米兵の多くはマルセイユに上陸しており判別は困難である。しかしマルセイユ以前にインドで発生していること、及び、アメリカの西海岸での流行は遅いこと、アメリカ国内での流行は比較的遅くボストンが起点であることを考えれば成り立たない。またスペイン王室の一員がこの風邪にかかり、それが新聞報道され広まったという説もある。しかし新聞報道の以前にこの呼び名が西部戦線の兵員の間で使われていた。)
インドから前ははっきりしないが大方のところ中国南部に原因を求める説が有力である。原因となるインフルエンザウィルスは始め家禽に特別変異で発生し、次にブタのウィルスと交配しあい、結果として新種のウィルスとなる。このウィルスが人間に感染するようである。ウィルスの遺伝子は発生以来写像を繰り返し形を変える。このためワクチンの製造が困難であると共に、以前のインフルエンザのワクチンは使えない。[第一次大戦]
【参考5】
誰でもできる天然痘診断
*グロテスクな画像があるため注意。
【写真上】
DURAM KIMI ESCAPE MASK(デュラム・生物・化学兵器対応緊急マスク)
【写真中】ガーディアン紙が受け取ったDNA配列
【写真下】バクテリオファージの電子顕微鏡写真
オーストラリアは来ませんように。ナムナム