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朝日]米国では30万人近くの幼児が太りすぎで自動車の「チャイルドシート」の規格に合わなくなっていることが、米ジョンズホプキンズ大の調査で示された。体に合わないシートでは事故の際に死んだりけがをしたりする危険が高く、調査グループは「あらゆる体形の幼児にあったシートの開発が必要だ」と訴えている。米専門誌「小児科学」4月号に発表した。
米国のチャイルドシートの規格は、(1)0〜1歳で体重約9キロ以下(2)1〜4歳で体重約9〜18キロ(3)4〜8歳で身長約145センチ以下――の3タイプに大別される。米高速道路交通安全局は、幼児の成長とともに(1)〜(3)の3段階でシートを替えていくよう勧めている。
調査グループは99〜00年の全米の健康栄養調査をもとに、太りすぎでこの3タイプに収まらない1〜6歳の幼児数を割り出した。その結果、約28万3000人が、体形的にシートの規格に合わないと考えられた。
「規格外」の体形が際だって多かったのは3歳児。約18万2000人が体重18キロを超えていた。こうした3歳児は、体重からは4〜8歳用シートの対象になるが、それを使うことは身長が低いなどの理由で不適切とみなされた。調査段階で、太りすぎの3歳児にも適した構造のシートは、全米で4製品しか売られていなかったという。
米国では肥満の低年齢化が進み、米疾病対策センターが今月発表した最新調査では、2〜19歳の17%が「太りすぎ」とされた。2〜5歳児の肥満が過去30年で倍増したとするデータもある。